バスターは試験に受かったれっきとしたセラピードッグです。

私ははじめからバスターをセラピードッグ(慰問犬)にするつもりだったわけではありません。
まさか自分の愛犬がそんなたいそうなモノになれるとも思っていませんでしたし、考えてもなかった。

バスターが生後7ヶ月のときでした、お散歩で知り合った方にスカウトをされたんです。
7ヶ月なのに落ち着いているし、他の犬とも仲良くできるし、猫も大丈夫、ということで。
私も面白半分でお話を聞きました。・・・・聞けば随分としっかりした試験内容・・(汗)

1)コマンド・・・スワレ・フセ・マテ・コイ(呼び戻し)の完璧であること
2)老若男女問わず、誰にでもどこでも触らせて大丈夫なこと
3)飼い主と他の人が話していても、おとなしく待っていられること
4)他の犬が来てもハイパーになったり、吠えたりうなったりしないこと
5)猫やその他の動物が近くに来てもハイパーになったり、追い回したり吠えたりうなったりしないこと
6)人ごみの中をツケの状態で歩くことができること
7)大きな物音などに動じないこと
8)近くを自転車・車椅子が通っても動じないこと
9)室内などでみだりにトイレをしないこと
10)試験の間もおとなしく待っていられること

などなど、あげればキリがありません(´д`;)・・・・・・・
正直「受かるのか???」と思いましたが、何事もチャレンジだぁ!と思い試験に申し込んだのです。
そのときで試験までおよそ1ヵ月半。困りました。何を訓練すればいいんだろう???と。
とりあえず、コマンドは一応できる。人間&動物大好き。何事にも動じないし、人ごみも大丈夫。
い・・・いける?(笑)・・・でも何か試験までに訓練しなければぁぁぁ!!と思っていたのですが
本当に何を訓練すればいいのかわからなかったので、とりあえずバスターとのコミュニケーションを
バッチリ★にしておこう!!!と、だけ思いました。と、言っても一緒に遊ぶだけだけど(苦笑)。

そして何もしないまま1ヵ月半が過ぎて、いざ試験・・・・さぁ、どうしましょ!?ドキドキ
試験会場には犬猫合わせて約20頭前後。どの子もみんな利口そうな顔をしているじゃないか!!!
バスターの顔がいつもより倍アホ面に見えたのはこのときが最初で最後かもしれないなぁ・・・・。
心なしかどのワンちゃんも飼い主さんの緊張が伝わってか、緊張しているように見えました。
しかし、そんな中でバスターだけは様子があきらかに違いました。そう、あきらかに・・・・・・。
みんながピシッとオスワリしている中で、バスターだけはお腹を出し仰向けに寝転がっていました。
みんながビシッとフセしている中で、バスターだけはやっぱり仰向けで寝ていましたΣ( ̄д ̄;)
だ・・・大丈夫なのか、コイツ・・・・?出来るのか??
試験関係者の方々から「あぁ!マスチフだ!」と大いに注目をあびる。
「マスチフ系のワンちゃんでセラピーやってる子なんていないから是非合格していただいて一緒に活動したい」
などなど言われプレッシャー120%UP。落ちる気がする・・・もうダメだ・・・期待を裏切ります、オホホ・・・
私のそぉ〜んな気持ちを知ってか知らずか、いや、たぶん興味なし、バスターはマイペース。
バスターはどこへ行っても自分のペースを乱さないヤツなのだ。畜生羨ましいなぁ・・・・・。

(以下、試験当日の日記より)

会場に1時間も早く到着してしまった我々はあっちふらふらこっちふらふら。
道行く人に「土佐犬?ボクサー?」等々、いつも通りの質問攻めにあいながら時間をつぶす。会場が開場した(ダジャレじゃないよ・・)。
なんてこったい周りはバスターの大好きな黒ラブばかり。案の定大興奮(やばい、もう無理だ。終わった。)。手続きを済ませ席に着く。
ガイダンスが始まり、お手本の黒ラブ君登場。やばい、バスター尻尾MAXで喜んでいる・・・(もう勘弁してください)。
今日は犬猫あわせて約20頭が試験に臨んだ.一番手はバスター愛しのフィービーちゃん!
フィーちゃんの気が散らないようにバスターを椅子の後ろに隠す(頭かくして尻隠さず状態)。
フィーちゃん大成功!!カッコイイ!お疲れ!がんばったね!なぁ〜んて言ってたら名前呼ばれてるではないか!
早速笑いを取ってしまった。
私が椅子に腰をかけてバスターを座らせる・・・はずだった、出血大サービスでお座りついでにお腹を出してゴッローンと寝っ転がってしまった(汗)。
ここでまた笑いを取ってしまう(不本意)。世の中は厳しいかな、そのまま試験は続く。なんとなく次々にこなすバスター、でもなんか変。
他の犬と何かが違う。明らかに違う。やってる本人達はいたって真剣なのだが、会場からは笑いが溢れる。
バスターはまるで状況をわかっていないのか肝が据わっているのか、いつもどおり。
「普通」なのに笑われる・・・愛嬌ってことで試験が受かればいいんだが、これはお笑いの試験ではないのだ!
笑いを取ってる場合じゃないのだぁぁ!!(でもお笑いの試験だったらダントツで優勝だね!)←複雑。
笑いを取ってるうちに試験終了。
ハッキリ言って良くできたのかあまり出来がよくなかったのかまるでわからなかった。
脅かされてもびびらなかったし、お座り・まて・来いもやってのけたのに・・・やっぱり何かが違う(滝汗)。
笑いが起こっていたってことはやはりダメだったのだろうか?何が笑われる要因だったのかわからん。(ホント?)
ま、結果はどうであれバスターはいつも通りの調子でちゃんと(?)できたし。
よくがんばったね!と褒めて終わることにする。落ちたらまた受ければいいや・・・来年の5月だか6月だか。
しっかしみんなお利口さんばっかりだった。 

(以上、当日の日記より)

てな具合で試験をこなし、まさかの合格通知が届いたのだ。みんなの期待を背負いバスターはがんばってくれたのだ。
バスターがセラピードッグになれるなんて、なんてインチキ臭いんだ!と思う人もいるかもしれない。
でもね、バスターはやっぱりセラピードッグなんです。怖い顔してますが、慰問に行けば案外人気者なんですよ。
先輩犬と一緒に慰問先を訪問し、エチケットウォークなどにも参加したりしています。
・・・・といういきさつでバスターはセラピードッグとしての資格を得たのです。
まだまだ若葉マークのバスターですが、これから先輩犬のみなさん目指して私も一緒にがんばっていきたいと思ってます。
また、セラピードッグを目指してるみなさんもがんばってくださいネ!

追記(2005年):現在、toshieの都合によりバスターはセラピードッグを引退しました。

toshie&Buster




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